ボディケア

妊娠出産=垂れ胸確定!? 美乳ママは知っている妊娠・授乳時のバストケア

先輩ママたちに”胸の下垂が気になりだした時期”を訪ねると、圧倒的に多いのが”産後”という答え。そう、妊娠・出産・授乳の時期は、胸が本来の役割を全うする一世一代の大変貌期。この時期にしっかり胸のケアをするかどうかで、その後の胸の美しさに雲泥の差が生じます。今回は、ブラ美活研究家であり、3回出産経験ありの熟練ママでもある粂井先生に、産後も胸を垂れさせてないための下着選びのコツをお伺いしました。妊活中の人もすでに妊娠している人も、卒乳後に上向き美乳をキープしたい人は要チェックです!

平均で2カップUP!妊娠・出産はバストの運命を左右する重大ターニングポイント

妊娠・出産といえば、女性の人生の中でも最大級のイベント。おなかの赤ちゃんの成長とともに大きくなっていくお腹や胸は、まさに母体の神秘です。やがて出産で二つ身になり、産前の身体に戻ると考えているあなた!…甘いですよ。産後ダイエットに四苦八苦している女性の多さを見ても、妊娠・出産が女性のボディに与える影響は絶大です。

妊娠出産で大きく変化するバストは人生最大のターニングポイントを迎えます。妊娠2か月頃に乳腺の発達が始まり、妊娠5か月頃からバストが徐々にボリュームアップ。胸がどれだけ大きくなるかは個人差がありますが、出産間近の妊娠後期には平均でブラのサイズが2カップアップするなど、短期間でかつてない大きさに成長します。


出産後は、数時間おきに授乳を繰り返す多忙な日々が続きます。授乳前にパンパンに膨れ上がった胸と、授乳後の萎んだ胸。大きな収縮を一日に何度も繰り返せば、バストには相当な負担がかかります。ここで何らかの手を打たなければ、一生懸命バストを上向きに支えていた胸のクーパー靱帯が限界に達してしまい、伸びきってしまう可能性が大。「クーパー靱帯の伸び=胸の下垂」…。つまり、産前産後のバストケアを怠ると、垂れ乳路線へまっしぐらということです!


「授乳を終えたらバストは元通り」だなんてお花畑な妄想は今すぐ捨てて、妊娠出産中に休みなく胸を支えるクーパー靱帯のサポート作戦を開始しましょう。

授乳によるバストの垂れをサポート!.jpg

妊娠から卒乳まで。美乳のカギはバストの状態にあわせた下着選び

クーパー靱帯と胸を支えるバストケアには下着が欠かせません。妊娠・出産や出産をいい訳にしてバストケアを怠っている人は、今すぐ心を入れ替えましょう。大変な時期だからこそバストのケアが必要なのです。
「どんなブラを選べばいいの?」とお悩みの人に、妊娠・出産・授乳・卒乳の4つの時期に分けて粂井先生のアドバイスを伺いました。

・妊娠中に大活躍のマタニティブラ
妊娠初期から後期まで、目まぐるしくバストの形が変化するこの時期は、胸の付け根のバージスラインやボリュームアップする胸の変化に対応できるマタニティ専用のブラを着けましょう。
妊娠中はバージスラインから大きくなっていくのが特徴。まだ胸の大きさは変わっていない妊娠初期でも、乳腺の発達が始まると何となくブラが苦しく感じます。大切な乳腺を圧迫しないためにも、普段のブラがきつく感じたら、マタニティブラに切り替えるのが正解です。

妊婦・イラスト.jpg
 

・出産直後~産後1か月は産褥ブラ
待ちに待った赤ちゃん誕生!ほっと息をつく間もなく授乳に追われる日々の始まりです。このころのバストはまるでマグマを蓄えた活火山。バンバンに腫れ上がり今にもミルクが飛び出しそうなデリケートな時期です。
出産直後から約1か月は無理をせずに、バストを優しく包み込み、授乳しやすい産褥ブラを利用しましょう。肌に優しい混綿素材で簡単に胸の出し入れができる前開きタイプがお勧めです。

産後直後・イラスト.jpg
 

・授乳期はもう一度マタニティブラ
出産直後に比べると授乳の間隔が徐々に開き、活火山のような胸も少し落ち着きを取り戻したら、もう一度、マタニティブラに戻りましょう。産前も産後も使用できる2Wayタイプのマタニティブラなら、カップ部分の取り外しができるなど、授乳のしやすさも抜群です。
落ち着いたように見えても、卒乳するまでは胸の膨張と収縮は続きますから、楽ちんだからとゆるゆるブラで我が身を甘やかせないで、しっかり胸とクーパー靱帯をサポートするマタニティブラを身につけて。

授乳中・イラスト.jpg
 

・卒乳後は胸の下垂を予防する補整ブラ
授乳期間が短かった人も長かった人も、卒乳後に気を抜いてはいけません。ここからが長きにわたるアンチエイジングのスタートライン。授乳を終えた胸は乳腺が張り巡らされていた産前と違い、柔らかく脂肪の多いバストに変化しています。柔らかい分、垂れやすくもなっているので、しっかり胸を寄せて上げる補整力のあるブラで胸の下垂を予防しましょう!
また、出産前の胸に戻ったと思っていても、トップやアンダーのサイズが変化していることもよくあるので、産後はサイズを測りなおすことも忘れずに。

卒乳後・イラスト.jpg


\ワンポイント・アドバイス/
【マタニティブラの選び方】
マタニティブラは産前も産後も利用できる兼用タイプのブラが便利。下からバストをきちんと支え、着け心地が良く胸を締め付けないものを選びましょう。よいマタニティブラのチェックポイントは下記の通り。


① 柔らかカップ…授乳時にめくりやすく、カップサイズの変化にも柔軟に対応
② 肌に優しい素材…24時間体制でブラを装着しがちな授乳期にも快適
③ ホックの段階が豊富…調節ホックの段階が多く、アンダーの変化に合わせられるもの。延長ホックも便利
④ 適度なサポート力…楽すぎてもキツすぎてもNG。バストを包んで支える程よいサポート力のカップが◎


下着以外も要注意。垂れ乳を促進する妊娠出産期のNG行動

伸縮を繰り返す妊娠出産前後の女性の胸は、サイズや用途に合った正しいブラを使用することで、下垂の危険を抑えることができますが、実は授乳の仕方で胸の形が変わってしまう事もあるそう。粂井先生によれば、授乳しやすい胸ばかりを使用していると、卒乳後に左右の胸の大きさに違いが出たり、片方の胸だけ垂れやすくなっていたりすることがあるとのこと。夜中に添い寝しながら授乳をするときなどは、眠たさも手伝ってついつい同じ胸でばかりおっぱいをあげてしまいがちなので要注意です。

寝る暇もない多忙な時期だからとダラダラ生活に甘んじていると、胸もだらりと残念なことに。授乳の合間に簡単にできるエクササイズを少しずつ取り入れて、ボディも胸も引き締めちゃいましょう。肩を大きく回したり、合掌ポーズをしたりなど、大胸筋を鍛える体操は胸の下垂予防に効果的な上、血行が促進されて母乳の出にも好影響です。適度なリフレッシュ効果も期待でき、胸も生活にもハリが出ること間違いなし。

合掌ポーズエクササイズなどで大胸筋を鍛えてバストアップ!.jpg
産前と産後では生活スタイルは様変わりする人も多いでしょう。出産が人生の転機となっても、バストの形はできれば変えたくありませんよね。人生で最も多忙な時期なのは、あなたもバストも同じこと。一生付き合う大切なバストですもの。いっぱい働いた後は、心地よいブラの中でしっかり休んでもらいましょう。


妊娠・出産・授乳期のブラ美活はバストの今後を左右する要の時期。卒乳後の垂れた胸に愕然としないためにも、ぜひ適切な下着でバストを応援してくださいね!

 

監修・取材協力:粂井利映美
取材・文:林カオリ


ブラ美活研究家 粂井利映美
《ブラ美活研究家 》
粂井利映美(くめいりえみ)
「モノ”づくりは”ひと”づくり」を理念に、女性の美と健康を見据えた下着開発・教育を推進するブラ美活研究家。
20年を超えるブラ開発者のキャリアの中で、5000人以上の女性のボディチェックを行い、3000点以上の商品を世に送り出した実績を持つ。
2011年より、からだと下着の繋がりを重視した下着コンサルタントとして独立。「ブラを味方につけて、-5キロ痩せて見せちゃうセミナー」、「もっと早く聞けばよかった!~おっぱいとおしりのはなし」など、身体の構造と下着の関係を分かりやすく説明する各種セミナーは、日本国内だけでなく、中国・韓国・タイでも大好評。
現在、女性の街として知られる兵庫県宝塚市在住。

 

フリーライター 林カオリ
《フリーライター・コラムニスト》
林カオリ
15年のオーストラリア滞在を経て、2012年に帰国。海外滞在時にはライフスタイルや海外情報・教育のスペシャリストとして、日豪両国で多数の媒体に執筆する。帰国後は女性の下着やライフスタイルの他、子育て・教育関連など、大人の女性の「知りたい」や「困った」に応える等身大の執筆活動を開始。20年を超える物書き経験と海外生活で得た知識やスキルを生かした取材・執筆が得意だが、2人の女児の育児に悪戦苦闘する”あかんたれ母”の側面も持つ。
忍び寄るエイジングを肌身でひしひしと感じつつ、HEAVEN Japanのライターとして自分のボディを切磋琢磨する(つもり)の日々。
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