ボディケア

バストケアのプロが教える!毎日実践できる、簡単お悩み別バストケア方法

前回、『バストケアの必要性について』一般社団法人日本バストケア協会の南さんにお話をお伺いしましたが、今回は実際にどのようにバストケアを実践すべきか、バストのお悩み別でのケア方法などについてもお話してくださいました。


 バストケアを始める前に、準備するものは?

――では、今回は具体的なバストケア方法を教えていただきたいと思います! まず、これからバストケアをしていくにあたり、必要なものや揃えておくべきことはありますか?

南 : バストケアというと、大胸筋のトレーニングやマッサージ、ツボ押し、サプリを取るなど、様々なイメ―ジがあるかと思います。 お顔のスキンケアでは、化粧水で水分を与えて乳液やクリームなどの油分でフタをする、というステップが常識になっていますが、 バストケアは、『どんなステップで、どうやって行うものなのか』、まだ明確な定義が無いんです。


そこで、日本バストケア協会では、『バストを健やかに美しく導く』というテーマに沿って、日本女性のバストに必要なケア方法を研究し、発信しています。 バストのボリュームアップ、ハリ・弾力を取り戻す、左右差を整える、さらにはボリュームダウン(すっきりコンパクトに整える)まで、 あらゆるバストのお悩みを改善する基本となるのは、バストの血流・リンパの流れを整えることです。
つまり、バストケアの基本はセルフマッサージ。
マッサージにはクリームやオイルなどの保湿剤が必要ですが、まずは『バストに触れること』が大切なので、お手持ちのボディクリームやボディオイル、ジェル等で実践してみてください。
また、バストケアの回数は朝夜いずれか1日に1回、ご自分の時間の取りやすいタイミングで結構です。


マッサージのコツがつかめてきたら、ケアするタイミング(朝なのか、夜なのか)や質感、香りなど、好みのものを探してみましょう。

バストケアの方法2.jpg
【バストマッサージにつかう化粧品の選び方のポイント】

・朝にマッサージをする場合は、マッサージ後に着けるブラジャーやお洋服を傷めないように水溶性のジェルを選びましょう。 クリームやオイルなどの油分は、皮脂汚れと一緒で生地を傷める原因になります。


・夜にマッサージをする場合は、朝ほど気を使わなくてもOK! 質感や香りを楽しめるもの探して、バストケアをリラックスや楽しみの時間に変えていけると良いですね。
但し、ナイトブラやパジャマが汚れるのが気になる方は、朝同様に水溶性のジェルや肌への浸透の良い(塗り終わりにベタツキが気にならない)クリームなどがベターです。

――なるほど! 朝と夜で、化粧品を選ぶポイントが違う、というのは面白いですね。 まずは家にあるボディクリームで始めてみます。

 

■ 毎日簡単にできる♪バストケア(マッサージ)の方法

――では、具体的なバストケア(マッサージ)の方法を教えてください。

南 : 基本のバストマッサージは、手軽で簡単な3ステップです。 各ステップで、クリームやジェルをたっぷり使い、バストに馴染ませるようにマッサージしましょう。

・STEP1 バスト持ち上げマッサージ

まずは、右のバストを下から上に持ち上げます。 左右の手を交互に入れ替えて、バストを『これ以上持ち上がらない』位置まで持ち上げましょう。 クリームやジェルをバストにしっかり馴染ませると、バストがふっくら柔らかくなり、バストの位置が1~2センチ程上がります。 左側のバストも同様に行います。 (目安は10回 ※左右の手を入れ替えて1回)

バストケアマッサージの具体的な方法
 

・STEP2 二の腕すっきりマッサージ

次に、左手で右の二の腕をつかみ、そのまま脇の下を通ってデコルテ(バスト上部)までマッサージします。 二の腕のプ二プ二した余分なお肉や浮腫みを引っ張るようにイメージするのがポイントです。 脇のリンパが詰まっている方は痛みを感じやすいので、痛気持ちよく感じる程度に力を加えてください。 脇の詰まりの解消と、大胸筋のほぐしを一気に行うことで、ハの字に流れたバストが正面を向きます。 左側のバストも同様に行います。 (目安は10回)

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・STEP3 背中すっきりマッサージ

最後に、左手を右の背中に伸ばし、バストに向かって余分な背中のお肉を集めるようにマッサージします。 慣れてきたら、左手と右手を交互に使って、背中や腰のお肉をバストにしっかり集めましょう。 STEP3のマッサージは、『痩せていてバストに集めるお肉が無い』という方にも必要なマッサージです。


バストは、皮下脂肪ですので、背中や胃のお肉とも皮膚一枚でつながっています。 ですので、バストだけをマッサージしていても、なかなかバストは変わりません。 3ステップのマッサージに沿って、二の腕や背中からバストに向けて大きくマッサージすることで、バストの血流・リンパの流れが整いやすくなります。

バストマッサージ3.jpg
 

■ バストのお悩み別ケアのポイントとは

――3ステップのマッサージは、手軽なので私にも続けられそうです! バストの悩み別に、意識するポイントなどありますか?

南 : 基本的には、3ステップのマッサージは、ボリュームアップ、ハリ・弾力、左右差、ボリュームダウン等、あらゆるバストのお悩みにアプローチできます。 バストのお悩み別に、以下のポイントを意識していただくとより効果的です。

 

【バストを大きくしたい人】
3ステップを行った後に、STEP2を追加で10回行いましょう。 ボリューム不足のバストは、血流・リンパの流れが滞りがちです。 STEP2で、脇のリンパのつまりを取り除き、大胸筋のコリをほぐすことで、バストの血流・リンパの流れを整えることで、本来あるべきボリュームに整っていきます。

 

【垂れを防ぎたい人】
年齢や授乳によって、すでにバストが垂れてしまっている方は、STEP1の際にバスト上部からデコルテまで、しっかりとクリームを塗り込むように意識しましょう。 伸びてしまった皮膚を引き締めることが、お椀型バストを取り戻すポイントです。
バストの下垂を防ぎたい方は、STEP3を多めに行いましょう。 バストは真下に垂れるのではなく背中に流れていくので、下垂の流れに逆らって背中からバストに集め直すことがアンチエイジング(下垂防止)になります。

 

【左右差を無くしたい人】
バストの左右差は、骨格の歪み等による血流循環の差や、姿勢の崩れでバストが左右不均等に垂れ広がることで生じます。 STEP2で、左右どちらかの脇が痛く感じる方は、痛みを感じる側を多めに行ってください。
バストが小さい側は、背中にバストのボリュームが流れてしまっている場合が多いです。 STEP3で、バストが小さい側のマッサージを多めに行いましょう。

 

【ハリを出したい人など】
バストのハリ・弾力アップも、血流促進がキーワードです。 バストへの血流は、脇やデコルテから流れてくるため、バストが垂れてしまうと血流が巡りにくくなります。 バストの下垂と合わせてハリ・弾力が気になる方は、バストの位置を上げていくことが血流アップのポイントです。 STEP1の際にバスト上部からデコルテまで、しっかりとクリームを塗り込むように意識しましょう。
下垂は特に気にならず、ハリ・弾力を高めたい方は、STEP2を多めに行いましょう。

 

――同じマッサージでも、バストの悩みによって意識するポイントが違うのは興味深いですね! とはいえ、基本は3ステップを行えばよいというのは安心です。 今日からバストケア、頑張ります!

文・取材協力:南育枝


バストケア協会 南育枝
《一般社団法人日本バストケア協会代表理事》
南育枝(みなみいくえ)
大阪市生まれ。 近畿大学理工学部にて生命科学を学ぶ。 下着フィッターとして延べ2,000名を超える女性のバストの悩みと向き合う中でバストと体質の関連性に気付く。 2014年、経済産業省の女性企業家応援プロジェクト『LED関西』を受賞し、一般社団法人日本バストケア協会を設立。 『日本にバストケアという美容習慣をつくる!』を使命として、バストケアの普及に努める。
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