普段から私たちの身の回りにたくさんいる静電気は、実は美容の大敵です。
肌の調子だけでなく髪の毛や健康にも影響してしまいます。
しっかり静電気対策して美をたもちましょう!
静電気は季節関係なくさまざまな場所で発生します。女性なら、洋服や髪の毛が静電気でまとわりついて不快な思いをした経験もあるでしょう。
この静電気、実は美容にも悪いことをご存知でしたか?
静電気が肌トラブルを引き起こす
静電気が美容の大敵である理由の一つ目は、肌トラブルの元となってしまうこと。
バチッと感じたとき、体からはカルシウムやビタミンCが流失してしまうそうです。
どちらも美容に大切な栄養素なので、体から流失してしまうのは避けたいもの。
他にも、放電する時に角質を傷めてしまったり、静電気がまとわりついていることで空気中のハウスダストなどを引き寄せてしまいます。
春は花粉もスキンケアの大きなマイナスとなりますが、もちろん静電気は花粉も引き寄せてしまいます。
敏感肌の方やアトピーの方は、静電気のせいで肌状態が悪化してしまうこともあるので注意してください。
対策はまず保湿をすることです。
水分量が少ないお肌は静電気を溜め込みやすいので、乾燥肌の人は特に保湿を心がけるようにしてください。
もちろん顔だけでなく全身に気を使うことをおすすめします。
静電気がキューティクルを奪っていく

セーターを脱いだ時なんかに、髪の毛が静電気でほわほわ~っと逆立ちますよね。
あのとき、静電気は逆立った毛のキューティクルを奪っているのです。
キューティクルがなくなると髪の中のタンパク質が失われていって、それが髪のダメージにつながって枝毛などの原因にもなってしまいます。
対策としてはまずドライヤーをかけすぎないことです。季節関係なく髪の毛に静電気が発生しやすい人は、ドライヤーで髪の水分を奪いすぎてしまっている可能性があります。
静電気が体調を悪くする

静電気によって発生する健康への悪影響には、以下のようなものがあります。
・肩こりや腰痛
・自律神経の乱れ
・疲労やストレスの増加
・睡眠の質の低下
静電気ですぐにどうにかなるというわけではないですが、なんとなく調子が悪いという原因の一端に静電気がある可能性は高いです。健康を損ねることで肌のターンオーバーが遅くなるなど、お肌の回復力が下がってしまいます。
対策には加湿器がおすすめです。空気中の湿度が35%以下だと静電気が発生しやすくなり、65%以上だと発生しにくくなるそうです。65%以上はあまり現実的ではないですが、35%を切らないように加湿をするようにしましょう。
美しいバストにも悪影響

カルシウムやビタミンCはバストアップに欠かせない栄養素であると言われています。
ビタミンCはコラーゲンを生成し、カルシウムは細胞の分裂に欠かせない栄養素です。
静電気が発生した時に、これらの栄養素が体外へと流失してしまうことは、肌だけでなくバストアップにも歓迎すべきことではありません。また、ストレスにより自律神経が乱れることで、バストアップに欠かせない女性ホルモンの分泌が乱れてしまいます。
また、胸の血流が悪いとバストのハリが失われやすい状態といえます。
バストが大きい人にとって肩こりは身近な問題だと思いますが、静電気によって肩こりが悪化することで、よりバストへの影響が大きなものになってしまうことがあります。
これらの影響を最小限に保つためには、静電気対策はもちろん、自分に合ったブラジャーを使うことが大切です。
《参考サイト》
・冬の風物詩…パチッと痛い静電気と美容の意外な関係
・静電気が髪ダメージを引き起こす理由
・骨を丈夫にするだけじゃない?カルシウムはバストアップにも効果あり